コロナ禍で「湾岸エリア」のマンション販売がまさかの絶好調!その意外な理由

豊洲・有明・勝どきがなぜ人気?

都内でも際立って好調

首都圏のマンション市場が急回復している。

不動産経済研究所発表の首都圏新築マンション市場動向によれば、2020年度上半期(2020年4月~2020年9月)の首都圏の新築マンションの供給戸数は、緊急事態宣言もあり前年比-26.2%の8,851戸。しかし、6月以降販売は持ち直し契約率も好不調の目安とされる70%を超え(70.2%)た。

2020年9月度の供給戸数は前年同月比5%アップの2,477戸、契約率は73.4%と好調で過熱感すらあるエリアもある。豊洲・有明・勝どきなどの湾岸エリアもその一つだ

勝どきのタワーマンション群

コロナ禍前から販売している湾岸エリア大規模マンションの最近の成約数を見れば、好調さが際立つ。

7月から10月半ばにかけての成約件数は、「プラウドシティ東雲キャナルマークス」(有楽町線「豊洲」駅徒歩10分 総戸数472戸)が60戸超で昨年同時期の約1.5倍の成約数。

「シティタワーズ東京ベイ」(ゆりかもめ「有明」駅徒歩3分 総戸数1539戸)も成約数80戸超と好調で、価格は3年前の販売当初より約2割以上アップしている。

「ブランズタワー豊洲」(有楽町線「豊洲」駅徒歩4分 総戸数1152戸)は、それを大きく上回る約250戸の成約数だ。(街とマンションのトレンド情報局 調べ)。

また、9月に事前案内会がスタートしこれから販売が始まる大江戸線「勝どき」駅直結の大規模複合プロジェクト「パークタワー勝どき」の反響数、集客数が好調だ。

10月25日時点での総反響件数は、9000件を超え来場組数は1200組を突破。追加の案内会の予約も告知から1時間程度で埋まる状況。第1期販売はこれからだがかなりの人気になりそうだ。

 

こうした人気は、新築マンションだけに限らない。月島・勝どきに店舗展開し中古マンション仲介実績の豊富なロイヤルハウジング販売の勝どきビュータワー店の渡邉所長によれば、緊急事態宣言明けの6月~10月は前年同月比120%超の売り上げ。

受託マンション件数は、好調な売れ行きを反映して昨年同時期の半数程度。品薄感もあり、新規物件にすぐ買い手がつくケースも多いという。

「6000万円台~7000万円台がタワーの売れ筋だが最近は億超えの住戸にも申し込みが入った」と渡邉氏。今まで動きが鈍かった有明も売れ行きが堅調で、湾岸エリア全体の動きが良いようだ。

「1月~5月の落ち込みがあるため通期でみれば5%程度のプラス」とのことだが、他エリアと比較すれば好調さは際立っている。

一体なぜなのか。湾岸エリアの好調の理由を考えてみたい。