食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、これまで10000個以上のパンを食べてきたモデルのパン野ゆりさん。最近人気の“パン飲み”が楽しめるイチオシ店をご紹介いただきました!

パン野さんが今までに紹介したおすすめパン▶︎

シェフが作る料理と人柄が魅力
西小山で愛されるイタリアン

「パン飲みするならここ!」。

国内外で訪れたパン屋は約1000軒。そんなモデル界随一のパンLoverパン野さんがオススメする店が西小山にある「Cizia」(チッツィア)

「美味しいワインとお食事、パンが楽しめるイタリアンです。ここのオーナーシェフ・ばばちゃんの人柄と、彼女が作るパンの大ファンなんです!」と、にこやかに話します。

2019年11月のオープンからわずか1年。すでに近隣の住民から愛される店として地域に根付いています。

「お子さん連れのファミリーから、ご高齢の方まで幅広い層のお客さんにお越しいただいています。週に1日以上いらっしゃる方もいて、先日夜に来て『行ってきます!』と店を出た方が翌日のランチに『ただいま!』と言って店にいらっしゃったのには驚きました。もちろん『おかえり!』って返しましたよ(笑)」。そう話すばばさんもどこかうれしそう。

そんなお客さんたちからは、パン野さん同様「ばばちゃん!」と呼ばれ、親しまれています。

フォカッチャ 100g ¥300(ランチにはセットでついてくる)

「Cizia」でパン野さんがオススメなのは、「ばばちゃんの温厚でポジティブな人柄が出ているような『フォカッチャ』」

ひとかたまりで作られ、切りわけて提供。約10cmはあろうかという厚みが特徴的です。ランチでは、メイン料理に付くパンとして、ディナーでは常時4種類は揃える「パンたち」(100g300円)の1種類としていただけます。

「初めて食べた時の衝撃ったら! シュクシュクした食感は 『え、なに!?」と思わず言葉が出てしまうほど。サクッとクラストに歯が入ったあと、ギュッと目が詰まってしっとりしたクラム(中身)がシュクシュクと音を立てて口の中に広がります。

たっぷりのオリーブオイルがシミシミになったパンの底の部分も最高。どこをかじっても美味しいのは、やっぱりばばちゃんの前向きな人柄が成せる技だなぁ」と、ばばLoverのパン野さんの話は尽きません。

このフォカッチャ、その独特な作り方から業界をザワつかせたそう。それは、生地をオリーブオイルに浸して発酵させているから。オリーブオイルが浸透していき、底にたっぷり染み込まれているのです。

その製法を知ると、ついオリーブオイルに意識がいきがちですが、ちゃんと小麦の香りがするのですから面白い。

パンは、いずれも北海道産小麦の単体品種をブレンド。店内に併設されている工房で作っています。「お店で食べるのだから、焼き上がりを食べてもらいたい」と、お客さんがいるうちに焼き上がるよう時間調整を行っているのもポイント

焼き立てのフォカッチャは、パン野さんの言う通り、クラムがスフレのようにふわっふわ。

「お食事と合わせて食べるのはもちろんなんですが、美味しすぎるから、ついこのまま食べてしまいます‥…」とパン野さんは言います。

ちなみに、「パンたち」のフォカッチャ以外のラインナップはというと……、ハード系のこれまた大きく作られたブレッド。プレーン、ナッツ、トマトと3種類を用意しています。