コロナ禍でも根強い「アフタヌーンティー人気」、革新的スタイルが誕生…!

ホテルの価値はこうして上がっていく

ラグジュアリーホテルにとって、アフタヌーンティーは非常に重要だ。

集客力の強いアフタヌーンティーをきっかけにしてホテルへ訪れてもらい、記念日や女子会、デートやウェディングで利用してもらおうとしているからである。

レストラン飲食予約のOZmallや一休でも人気のカテゴリであり、シーズンによって大きく内容が新しくなることも人気の秘密。秋であればハロウィーン、12月であればクリスマス、春になればストロベリー、バレンタインにはチョコレートと、内容が刷新されるのでリピーターも見込みやすい。

ホテルのアフタヌーンティーは、優雅なラウンジでホテルメイドのスイーツやセイボリーが食べられ、紅茶も自由にお代わりできる。値段も5,000円からと、そこまで高価ではない。写真が美しく撮れてSNS映えもするので、若い世代から年配の方までと利用者も幅広いのだ。

〔PHOTO〕iStock
 

日本のホテルの「アフタヌーンティー変遷」

日本におけるホテルのアフタヌーンティーの変遷を駆け足で振り返ってみよう。

1994年にオープンしたパーク ハイアット 東京「ピークラウンジ」がアフタヌーンティーの人気に火を点けた。2005年に開業したマンダリン オリエンタル 東京「オリエンタルラウンジ」のアジアンテイストのスタンド(現在は3段ティースタンド)やコンラッド東京「トゥエンティエイト」のフラットなプレートで、その表現力が広がる。

そして、ザ・リッツ・カールトン東京やザ・ペニンシュラ東京が2007年にオープン。生演奏も聴ける優雅なスタイルが現れたことによって、アフタヌーンティーはホテルの強力なコンテンツとして完全に確立されたといえよう。