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GAFAが自動車メーカーを淘汰する?! 「ロボタクシー」がもたらす衝撃

ウーバーも警戒する変化の潮流
ますます盛り上がりを見せる自動運転技術。無人で運転する「ロボタクシー」も注目されており、GAFAやテスラなど世界的企業がこぞって参入している。著書『2025年を制覇する破壊的企業』を発表した、ベンチャーキャピタリストの山本康正氏は、ロボタクシーが普及すれば、ウーバーは危機に立たされるだろう」と語る。自動車の数が、現在の20分の1になるという未来。それはどんな世界なのか……? 山本氏が予測する。

世界的企業がこぞって参入

GAFAはモビリティ業界にも進出していて、人工知能技術を活用した、自動運転がキーワードです。

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中でも私が注目しているのは「ロボタクシー」です。ある試算によれば、世の中にある自動車の95%がふだん利用されておらず、車庫などで駐車されているそうです。つまり、かなり無駄なわけです。そこで、この動いていない時間を自動運転技術を活用して、タクシーとして利用する。それが、ロボタクシーです。

ロボタクシーのメリットはコストの観点から見ても大きいです。人間のドライバーが乗客を乗せるタクシーの場合、運賃の約7割が人件費と言われています。つまりロボットが自動でタクシーを運転すれば、この人件費が削減されますから、これまで700円かかっていたところを、200円くらいで乗れるようになる。

動かない車両という無駄、大幅な運賃削減、この2つが重なり合うことで、ロボタクシーは今後大きく普及する可能性を持っています。

GAFAの動きを見ても明らかです。最初に動いたのはテスラです。テスラはそもそも自動車メーカーの側面がありますから、自社で販売した車両ならびに顧客先という強いパイプがあります。

 

グーグルはウェイモという傘下企業を通して行っています。こちらはロボタクシーではなく、今はスタッフも同乗する自動運転による乗車サービスですが、すでに空港への送迎サービスを展開しています。

アマゾンも2020年6月20日ズークスという企業を買収し、攻勢を強めています。なおズークス社は新型コロナウイルスの影響で開発がストップ、一時期は3000億円ほどあった時価総額が1000億ほどにまで減少。アマゾンとしては虎視眈々とモビリティ業界への参入を狙っていた中で、よき買い物をしたと思っているでしょう。