2020年まで私たちが生きてきた「土の時代」とは何だったのか

「経済」が支配した220年間

血筋>能力だったものが、血筋<能力に

土の時代は産業革命の頃に前の火の時代からバトンを受け取ったので、工場制機械工業が大いに発達し、大量生産・機械化、そして後年では自動化が進み、生産性が高まりを見せた時代でもありました。

そのため、農作物のとれる肥沃な大地、いい立地にある土地家屋、そして工場を所有しているなどということは資産家の証明にほかならず、そのような“財”を持つ者とうまく連携し、お互いの財が財を生むスパイラルを構築していったのが前述の銀行家の人たちでしょう。

王政時代のアンシャンレジームに対し、この時代では富の再生産が行われていくこととなったのです。

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そうして、世界の潮流は移り変わり、火の時代にはつきものだった“血縁や血筋の問題”から解放された国や地域から新時代の追い風を受けることとなりました。

血筋>能力だったものが、血筋<能力に。効率や努力・頑張りといったものが評価される時代へと、時代を流れる空気そのものが変わっていったのです。

そしてそれを最も体現しているのが世界3位の面積を持つ国、アメリカです。

欧州のヒエラルキー社会から脱した人たちは新天地を求めアメリカへと移住しました。

なぜならそこは新世界をつくる革命家・革命の使徒たちを多く受け入れるマインドを持つ国であり、アメリカンドリームなどといわれるように、階級等一切関係なく“一発当たり”が期待できる、一世一代の大勝負がかけられるところだったからです。