2020年まで私たちが生きてきた「土の時代」とは何だったのか

「経済」が支配した220年間

“力”を持つのは財という時代

また、この頃と前後して、イギリスでは製鉄業・繊維加工・蒸気機関の開発等が進んだ、いわゆる産業革命が起きたことで、物品の大量生産が可能となりました。

こうして手工業から工場制機械工業へと生産のステージが移ったことで各国のGDPも増加し、また資本主義革命(フランス革命等)が起きたことで世界では民が力を持ち、豊かになっていきました。

フランス革命の一場面を描いたダヴィッド「球戯場の誓い」[Photo by gettyimages]
 

この1750~1800年代前半の間、つまりちょうど火の時代から土の時代へという時代の切り替わりのタイミングで、人類は王や貴族階級による支配から解放されただけでなく、物質的な豊かさも同時に手にできる生活へと大きくシフトすることとなったのです。

さて、土の時代への移行は前述のとおりですが、その土の時代は“具体的には”私たちに一体どのような変化をもたらしたのでしょうか。

土の時代には今までの時代のように“血筋”とか“階級”がものをいう時代ではなくなり、武力は法によって裁かれるのでむやみやたらにふるうこともできません。となれば、当然ですが、“力”を持つのは財であり、また財を生む才能や知略というものが世を動かす力であると言えると思います。

財と聞いて思い浮かぶのは当然ですが銀行、そして、土地・株等の有価証券とすぐに連想されるのは、私が土の時代の生まれだからでしょうか。