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台風の気圧に「ミリバール」が使われなくなったのはいつから?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

圧力の単位にもグローバル化の波が

1992年の今日(12月1日)、それまで気象庁で気圧の単位として用いられていた「mbar(ミリバール)」が、「hPa(ヘクトパスカル)」に変更されました。これに伴い、天気予報で使われる台風の中心気圧の表し方なども、ミリバールからヘクトパスカルへと変更されることになったのです。

変更されたといっても、1mbarと1hPaの表す圧力の大きさはどちらも同じです。ともに1平方メートルあたり100ニュートンの圧力を表します。

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1954年に国際度量衡総会で決められた国際単位系への移行は、国際的な趨勢となっており、日本では1992年に計量法が改正されました。このような動きによって、気象庁が使用する単位も国際単位系で用いられる圧力の単位「Pa(パスカル)」に移行したのです。

気圧の単位の歴史をさらに遡ると、ミリバールが用いられる前の日本では「mmHg(ミリメートル水銀柱)」が使われていました。これは、高さ 1mm(ミリメートル)の水銀柱がその底面に及ぼす圧力のことで、標準大気圧(約1013ヘクトパスカル)は760mmHgに当たります。

この単位は、現在でも血圧の単位として用いられています。

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