ルーシーの復元標本 Photo by Getty Images

古人類学史上最大の発見!「ルーシー」がエチオピアで発掘される

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「ルーシー」の名前の由来は

1974年の今日(11月30日)、初期の猿人であるアウストラロピテクス・アファレンシスの化石人骨がエチオピアで発見されました。

この化石は一個体の40パーセント分が残る非常に貴重なもので、化石を発見したアメリカの人類学者ドナルド・ヨハンソン(Donald C. Johanson、1943-)によって「ルーシー」という愛称が付けられました。

ルーシーの全身骨格 photo by Getty Images

ルーシーが属するアウストラロピテクス・アファレンシスは猿人の代表格であるアウストラロピテクス属の中でも古い種で、その名前はよく化石が出土するアファール盆地から名付けられています。

アウストラロピテクス属はレイモンド・ダートによって発見された猿人の種類で、

・骨盤があり、直立歩行をしている
・上下顎骨など咀嚼器が発達していること
・脳の容量が平均500ccほどと現代のゴリラとほぼ一緒である

などが特徴としてあげられます。

ルーシーはアウストラロピテクスの全身の骨格が明らかになった初めてのケースで、復元された標本では体長約110cm、脳の容量は400ccほどとみられています。

ルーシーの復元標本と化石レプリカは国立科学博物館などでみることができます。

ルーシーの復元標本 photo by Getty Images

ちなみに、この「ルーシー」という名前は、発見者のヨハンソンのチームがキャンプで発掘を祝っていた際にビートルズの『Lucy in the Sky with Diamonds』が流れていたことが由来だそうです。