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世界史を変えた大発明「ダイナマイト」はこうして生まれた

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

ノーベル賞を生んだ世紀の発明

1867年の今日(11月25日)は、アルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel、1833-1896)がダイナマイトの特許を取得した日です。

発明家にして実業家の父・イマヌエルのもとに生まれたノーベルは、爆発物の製造工場を経営する父と過ごすうちに爆発物への興味を高めました。フランスの化学者テオフィル=ジュール・ペルーズ(Theophile-Jules Pelouze、1807-1867)が運営する研究所に留学していた時期もあり、この際にニトログリセリンを開発したアスカニオ・ソブレロ(Ascanio Sobrero、1812-1888)と知り合います。

ニトログリセリンは少しの刺激でも爆発してしまうため、実用化は難しいと考えられていましたが、ノーベルはより安全に起爆できる方法を模索し研究を重ねました。

爆発事故によって弟エミール・ノーベルを失うなど数々の困難を乗り越え、1866年までに、任意のタイミングを定めて爆発すさせるための起爆装置や雷管を開発したほか、ニトログリセリンを珪藻土に染み込ませ、爆発力を損なわず反応性だけを弱めた爆薬・ダイナマイトを発明しました。

ダイナマイトの特許化によりノーベルは巨万の富を得ることになりました。そして彼の死後、遺言に従い莫大な遺産のほとんどを使って創設されたのが、現在まで続くノーベル賞なのです。

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