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爆売れ「フワちゃん」が圧倒的にテレビに求められる理由と私の激烈なフワちゃん愛について

彼女は本当に「令和の申し子」なのか

最近テレビで見ない日はない人気YouTuberのフワちゃん。いったいなぜ彼女は人気を博しているのか。彼女への愛を、『くたばれ地下アイドル』(新潮社)の著書がある作家の小林早代子さんが語り尽くします。

喋り方が似てきた

フワちゃんが好きだ。高校時代からの友人であるルームメイトもフワちゃんが好きだ。家でBGM的にフワちゃんの動画を流しっぱなしにしていることもあるし(我が家ではテレビ番組を見る習慣がなく、食事中はだいたいずっと何かしらのYouTubeを流している)、フワちゃんの発言をパロって会話することもある。だんだん喋り方も似てきた。YouTubeを見て育つ子どもたちはこぞってHIKAKINの口調を真似ると聞いたことがあるが、28歳の私も完全にソレだ。

 

私は特定の誰かに憧れることがあまりなく、ましてや「この人になりたい」と感じることなどほぼないのだが、フワちゃんにはなりたいとわりとマジで思う。思い返せば人生で「この人みたいになりたい」と思ったのはフワちゃんと倉田紗南ちゃん*1くらいなので、私は相当ネアカのオンナに憧れていると見える。

フワちゃんはいつだって自由でエネルギッシュだ。唐突に渋谷の道ばたに落ちてるポテトを食べたり虚空に向かって「アカチャン!!」と叫んだり*2、私たちの意表を突き続けてくれる。先日フワちゃんがパーソナリティを務めたオールナイトニッポンゼロでは、自選の楽曲が流れ始めるとそれに被せてノリノリで歌い出し、途中でフェイドアウトすることなく最後まで全力で歌い通していた。

あ〜こういうのもアリなんだ。と新鮮にビックリした。かれこれ1年以上フワちゃんの活躍を見守っているのに、未だにビックリさせ続けてくれるからすごい。これからも僕を油断させないで……と槇原敬之の気持ちになる*3

*1 小花美穂による漫画『こどものおもちゃ』の主人公。
*2 フワちゃんの家では年の離れた末っ子をかわいがるあまり「アカチャン!」と事あるごとに呼びかけていたが、末っ子が成長するにつれて言霊だけが残り、今でもフワちゃんとママは時折空間に向かって「アカチャン!」と投げかけているらしい。(2019/8/8公開「【新居公開】フワちゃんちのルームツアーにようこそ」より)
*3 槇原敬之の冬の名曲『冬がはじまるよ』の一節。