立憲民主党の枝野幸男代表[Photo by gettyimages]

次の総選挙でも、野党が「絶対に勝てない」と言えるこれだけの理由

そろそろ野党は「幻想」を捨てるべきだ

パッとしなかった野党合流

2020年9月16日に菅義偉氏が衆参両院の首相指名選挙で過半数を獲得し、菅政権が正式に発足した。これまで7年8ヵ月にわたり政権を担当してきた安倍晋三前首相から、新たなリーダーにバトンが渡ったのであった。安倍氏が首相職の辞意を突然に表明した8月28日以来の、自民党総裁選をはさんだ政権与党の変動は、これによって平静を取り戻したのであった。

しかし、この菅政権の成立と前後して、野党にも大きな動きがあった。立憲民主党(旧立憲)と国民民主党(旧国民)を中心とした旧民進党勢力の結集である。こうした野党における動きは、2020年秋にも行われるといわれていた衆議院の解散総選挙を念頭に置いていたものであった。

立憲民主党の枝野幸男代表[Photo by gettyimages]
 

結果、どちらか一方が他方に吸収されるのではなく、両党は解党し、新党を結成する「新設合併方式」をとることとなった。そこで旧立憲と旧国民の大半、そして一部無所属議員が合流して「新たな」立憲民主党(合流新党)が成立することとなった。一方、旧国民民主党の一部は玉木雄一郎氏の下に集まり、「新たな」国民民主党(玉木新党)を結成した。

この合流新党には150人の国会議員が集結し、旧民進党以来の大規模な野党勢力が出現することとなった。しかしながら、この合流新党は、支持率が伸び悩んでいるのが現状であり、解散総選挙があったとしても自民党に勝てる見込みは非常に低い。

ここでは、この合流新党がなぜ支持率が上がらないのか、なぜ政権を獲得する見込みが現状では低いのかを、様々な観点から解明する。