欧米でコロナのパンデミックが再来している photo/gettyimages

日本株市場、欧州パンデミック再来で「株価が危なそうな銘柄」の全実名

楽観論からの大逆流を警戒せよ!

欧州でパンデミックが再来!

欧米を中心に、新型コロナウイルス(以下、コロナ)の再拡大が現実となってしまった。

特に欧州は、今年3月以降のロックダウン時と比較しても感染者数が圧倒的に増加しており、もはや手の付けられない状況になっているようだ。イタリアやスペインでは、10月25日に非常事態宣言および制限措置を発し、夜間の外出、州を跨いだ移動の制限、世帯以外の集まりの人数制限などを決めている。

イギリスやフランスも、1日の感染拡大の規模が過去最大となったほか、ドイツも11月2日より1か月間のロックダウンを開始すると発表した。

そして、この状況を端的に表すのは、以下のイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの欧州主要5か国のコロナの感染拡大の推移(週次)の数字である。

図:欧州主要5か国のコロナの感染者数、死亡者数の推移(週次)
図:欧州主要5か国のコロナの感染者数、死亡者数の推移(週次) 出所:ECDC(欧州疾病予防管理センター)
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感染者数は、前回のロックダウン時の3月~4月時点の数倍に膨れ上がっており、これだけでも事態の深刻さが理解できる。

感染者数の増加の背景としては、PCR検査の普及および体制の充実が進んだことが大きいと思われ、単純の人数の急増が状況の悪化を反映していると考えるのは早計かもしれない。しかし、トレンドとして死亡者数も確実に増加へと転じており、企業業績へのダメージの程度については議論の余地はあろうが、特に欧州の経済への悪影響が顕在化することはすでに時間の問題だろう。