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誕生からもうすぐ20年!「Suica」の意外な名前の由来とは?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

Suicaは何の略?

2001年11月18日、JR東日本から非接触型のICカード乗車券であるSuica(スイカ)が発売されました。

 

Suicaという名前は「Super Urban Intelligent Card」を略したものであり、定期券としての機能のほか、事前にお金をチャージすることのできるプリペイドカードとしての機能を持ったintelligentなカードです。これさえあれば、切符を毎回購入することなく、スイスイと改札を通過することができます。

カード表面ではイラストレーターのさかざきちはる氏がデザインした可愛らしいペンギンが目を引きます。

特徴的なのはそれまでの磁気乗車券とは異なり、改札機の中を通過させるのではなく、タッチするだけで改札を通ったり、商品を購入することができるようになった点です。

発表当初のSuicaのカードリーダー photo by Getty Images

「かざすだけ」というこの便利なシステムは、Sonyの開発した非接触型カード技術であるFeliCa(フェリカ)によって支えられています。

FeliCaはリーダーとカードの間で電磁波を介して高速でデータを送受信することのできる技術で、高いセキュリティーと使用できる機器の多様性を特徴としています。

広がる活用場面、ご当地ICカードも登場

この技術は現在ICカードだけでなく、家電や航空機のチケットなど多くの場面で使用されています。

Suicaを利用したキーレスロッカー photo by Public Domain

2001年11月18日までに、JR東日本はSuica運用開始のためにカードとやり取りができるリーダーのついた改札機を東京都周辺の主要な434駅に準備しました。

その後現在まで全国各地にSuica対応の自動改札が増設され続けています。その使用可能範囲の広さは、主要なほとんどの駅で使用できると言っても過言ではないほどです。

ちなみに、全国ではSuicaと相互利用可能なご当地ICカードが数多く販売されており、関東圏の「PASMO」、関西圏の「ICOCA」、九州圏の「SUGOCA」などが有名です。中には福岡市限定の「はやかけん」のようなごく狭い地域限定のものもあります。

県外へ旅行の際にはレアなご当地ICカードを集めてみるのも良いかもしれません。