34歳の医師の妻が「不倫に狂った夫」から8000万円をゲットした凄テク

泣いている場合じゃない
後藤 千絵 プロフィール

法律は復讐をする手段ではない

これまでの一部始終を伺い、まず、私から理香子さんに申し上げたのは、法律は復讐する手段ではないことでした。義母はともかく、子供も父親に会う権利があり、母親といえどもそれを奪うことはできません(もちろんDV等の正当な理由があれば別です)。

同じ女性として、理香子さんの夜も眠れないほどの悔しい気持ちはよくわかります。ですが、不倫相手や夫に復讐しても空しいだけですし、今後の自分の人生をいかに生きるかが大事です。理香子さんが幸せになることがいわば最大の復讐ではないでしょうか…? と説得をしました。

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賢明な理香子さんは私の話に真剣に耳を傾けてくれました。

その上で、夫との離婚について、理香子さんの将来のためにもできるだけ多くの金額を取得できるように何度も打ち合わせを重ねました。

理香子さんが言うには、「夫は、信じられないくらいあの女に夢中です。彼女と結婚したくて仕方がないんでしょう。私の時もそうでした。夫はのめり込みやすくて、一度思い込んだら絶対に折れない性格です。典型的な猪突猛進タイプなんです。」

 

だとすれば、こちらの主張次第で、主導権を取れる可能性はありそうです。

不倫をした秀さんは有責配偶者ということになり、お子さんもまだ小さいので、当分の間は離婚できません。訴訟をしても負ける可能性が高いです。つまり、理香子さんが離婚に同意しないかぎり、離婚が成立するには相当の年月がかかります。

猪突猛進タイプですぐにもかなえさんと結婚したい秀さんには耐え難いことでしょう。このような立場におかれた秀さんは、離婚できるならいくら支払ってもよいという心理になりがちです。