大阪都構想はどう考えても「論外&大損」…132名の学者からの「警告」

イメージで賛成、中身を知ると反対
藤井 聡 プロフィール

(5)ほぼゼロのメリット、大量のデメリット

そのほか、防災レベルが劣化する危険性を論じた所見(河田恵昭・京都大学名誉教授・防災学)、都構想を進める政治プロセスそのものの危険性を論じた所見(冨田宏治・関西学院大学教授・政治学)、さらには、一度大阪市を解体すれば二度と元に戻れないという危険性を論じた所見(宮本憲一・元滋賀大学学長財政学・都市経済学)、とにかく、効率化や無駄の削除ばかりを主張する都構想の思想的危険性を論じた所見(和田幸子・神戸市外国語大学元教授・国際経済論)等、ここでは紹介しきれない実に多様な「デメリット」が数多くの学者によって指摘されているのだ。

しかし、誠に恐ろしいことにこうしたデメリットがほとんどメディアを通して一般の庶民に周知されていないのが実態だ。

一方で、以上に述べたように現実にはほとんどアリもしない二重行政問題ばかりがメディア上で喧伝され、さも都構想による二重行政の解消が大きなメリットを大阪にもたらすかのようなイメージが世論で共有されてしまっている。

そんなイメージのみで都構想を是認してしまえば、大阪市民は間違いなく「大損」を被ることになるだろう。そうした最悪の悪夢を回避するためにも、一人でも多くの皆様方に、132名の学者たちの警告にぜひ耳を傾けていただきたいと思う。

 
*「大阪都構想」に関する132名の学者はこちらで公開されています。ぜひご一読ください。 https://satoshi-fujii.com/scholarviews2020/
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