【マンガ】大人気の「投資信託」、「プロに任せろ」という人ほど損をする

オリラジ・中田も絶賛した第1話を公開
山崎 元 プロフィール

専門家なら信頼できるという判断は間違いです。何度も申し上げますが、「あなたに商品を売ることで儲けを得る可能性がある人」を頼ってお金の判断をしてはいけません。

また、高齢者によくあるケースなのですが、「〇〇銀行の××さんはいい人だ」とか「□□証券の△△さんはよくやっているので、応援したい」などと、お金の問題について、自分で理解した損得に基づいてではなくて、この人を信用したいと思う「感情」で判断することがあります。

しかし、この判断基準は大損の元になりかねず危険です。お金に関わる問題にあって、自分が「人間の善し悪しを判断できる」と思うのは錯覚なのだと自戒すべきです。

プロでも困難なことを、素人に押し付ける

投資信託は、小口の資金でも実質的に数十、数百の株式に分散投資するのと同じ効果を得られる優れた運用手段です。せっかくバランスが取れた分散投資ができるはずなのに、「AI関連」、「ロボット関連」、あるいは「資源関連」といった特定のテーマに偏るのはもったいないことですし、いつどのテーマに投資するのがいいのかについて判断することは、素人はおろかプロにも困難です

 

こうした「テーマ型投信」は、関連銘柄が人気を集めて株価が高値を付けている時に設定されやすく、商品として売れやすいが、商品化と同時に値を下げやすい傾向があり、「テーマ型投信は、概して言えば、上手く行かない」とベテランの証券マンなら経験的に知っているはずです。

また、特定のテーマに偏った投資をしていると値動きが荒く、株価が上がっても下がっても、売りたくなる傾向がありますが、短期の売却、さらには別の対象への再投資は、税金の面でも手数料の面でも不利です。

加えて、運用会社のホームページでこうした投信の目論見書を見て頂くとわかりますが、購入時に支払う募集手数料が2~3%、さらに保有期間中かかり続ける信託報酬率が1.5%前後のものが多く、手数料率が高すぎます(手数料にはいずれも消費税がプラスされます)。