Googleの凄みは、Googleマップ、Googleドライブなど、本来有料でもおかしくないWEBサービスを「世界規模で」かつ「無料で」、時には「一部AIをとりいれて」リリースすることだ。
そして、2014年にGoogleプレイスとGoogle+(プラス)が統合されて誕生した「Googleマイビジネス」も、同じ方法で日本で覇権を握りつつある。
ただし、このサービスには若干、困ったところもあるのだ。
深層をお伝えするため、まずGoogleマイビジネスについて説明したい。簡単に言えば、スマホで「焼肉」などと検索すると、近所の焼肉屋さんがいくつか表示され、営業時間や口コミも表示される。アレがGoogleマイビジネスだ。
詳しく話すのは、Googleマイビジネスに関するコンサルティングを行い、これを管理するアプリ『Canly』(カンリー)を運営する株式会社リリットの秋山祐太朗社長だ。
「このシステムはGoogleの世界戦略の一環としてつくられたものです。Googleは今、ユーザーの検索結果を世界中の店舗や企業の業務内容や場所、営業時間や電話番号、さらには口コミと紐付けようとしているんですよ」