【マンガ】「大人の発達障害」を同僚に告白…待ち受けていた「予想外の言葉」

『リエゾン』の試し読みつき

浸透しはじめた「大人の発達障害」、だが…

「大人の発達障害」という言葉が、世間に浸透し始めて久しい。

書店には「大人の発達障害」というタイトルの本があふれ、ネットでは「自分で行えるチェックリスト」と銘打った記事を見かける。

そんな中で「大人の発達障害」を抱えながらも、児童精神科医として賢明に患者と向き合う女性医師を主人公にしたマンガがある。週刊モーニングで連載中の『リエゾンーこどものこころ診療所ー』だ。

リエゾン ―こどものこころ診療所―リエゾン ―こどものこころ診療所―

先日、第2巻が発売されたばかりの同作品。その最新刊の中で、主人公の遠野志保が昔の同僚に「大人の発達障害をカミングアウトする」というエピソードが収録されており、「告白した」志保と「告白された」元同僚たちのすれ違いが描かれている。

勇気を振り絞って告白した当事者と、悪気はないもののどこか他人事の同僚たち。どこにでもあるこの難題について、今回はぜひ考えてみたい。

 

カミングアウトすることの意義

まずは簡単に話を振り返っておく。リエゾンの主人公・遠野志保は小児科の研修医。明るい性格でやる気もあって、医師としての素質は十分なのだが、昔から遅刻や忘れ物がなくならない。

医療現場では少しのミスが人命に大きく関わってくる。見かねた研修担当医の指示で、志保は系列の小さなクリニックに飛ばされてしまう。

赴任先で待ち受けていたのは、風変わりな児童精神科医の佐山だった。そこで志保は「大人の発達障害」の疑いがあると告げられるーー。

最初は受け入れられなかった志保だが、佐山と共に様々な事情を抱える患者と接するうちに、徐々にその事実を受け入れられるように。

そしてついに、学生時代のバイト先の元同僚たちに、「たくさん迷惑をかけた理由」として、「大人の発達障害」であることをカミングアウトする。

「リエゾン」第2巻より