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あの強豪校が「箱根駅伝」に出られない…衝撃が走った「中央学院大」落選のウラ側

低温、ナイキシューズ…指揮官が語った敗因
酒井 政人 プロフィール

コロナの影響で伝令は「ホワイトボード」に

中央学大は5kmを2位で通過するが、10kmで5位に転落する。川崎監督は不穏な空気を感じ始めていた。

「他大学が思ったよりも速かったので、正直焦りましたね。それを感じたのは10km手前くらいからです。そのなかで気になったのが、畝が他大学にいいように使われていたことです」

絶対に外さない大学は各校からマークされた。そのペースについていけば、間違いないと各校の指揮官たちは思っていたからだ。中央学大の選手が引っ張る集団には、順大、中大、山梨学大、専大などの選手たちがつき、大きな塊になっていた。

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中央学大は15kmも5位通過で持ちこたえるが、18kmは9位に転落。11位の法大には1分05秒差まで詰められていた。

「15km地点で真ん中のグループが崩壊して、後ろのグループも2人が遅れていました。想定よりも早く崩れたので、これはまずいなと思ったんです。18km地点ではかなり厳しいと感じていましたね。法大に抜かれるのは覚悟していたので、拓大、専大との争いだと思いました」

例年ならここで監督が檄を飛ばして、選手たちに指示を出すところだが、今回はスタッフからの声掛けが禁止されていた。選手へ伝達したい内容があるときは、ホワイトボードを利用するのがルールだった。

 

「ラスト1周はホワイトボードに『1秒、1m』というのと、『現在9位』としか伝えることができませんでした。緻密さに欠けたなと思うのは、ホワイトボードを活用できなかったことです。

事前に学生にどういう情報が欲しいか聞きませんでしたし、抽象的な指示しかできませんでした。ホワイトボードを1つしか用意していなかったので、活用方法を誤ったなと思います」

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