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あの強豪校が「箱根駅伝」に出られない…衝撃が走った「中央学院大」落選のウラ側

低温、ナイキシューズ…指揮官が語った敗因
酒井 政人 プロフィール

いつもより高速レースになった

10月17日(土)の箱根駅伝予選会。中央学大のチームナンバーは「1」で、スタートは最前線の一番内側だった。予選会は前年の結果でスタート位置が決まる。10番目までは箱根駅伝の順位で、11番目以降は前年の予選会順位になる。

出走できるのは各校12人以内で、上位10人の合計タイムで順位が決まる。中央学大はエントリーの段階で箱根駅伝10区を2年連続で担った石綿宏人(4年)を故障の影響で外している。

さらにハーフマラソンでチーム最速タイム(1時間1分55秒)を持つ戸口豪琉(4年)も調子が上がらなかったため出走メンバーから外した。どの大学もそうだが、万全な状態で臨めることはほとんどない。

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「石綿と戸口を外しているんですけど、それでも落ちることはないだろうと思っていました。学生はトップ通過を目標にしていましたので、私もそのつもりでおりました。6年ぶりの予選会ですが、その雰囲気はさほど変わったようには感じていませんでしたね。

選手たちも1年生の伊藤秀虎と2年生の吉本光希がかなり緊張はしていましたけど、他の選手は平常通り、スタートラインに立てたと思います。ただ全体的にピークが早かったので、それだけが少しの懸念材料ではありました」

チームの戦略はこうだった。1万mで28分30秒台のタイムを持つ髙橋翔也(4年)と栗原啓吾(3年)の2人が前方でタイムを稼ぎ、箱根駅伝5区で好走した畝歩夢(4年)と戸口をペースメーカーにした5人のグループが5km、15分00秒を切るペースで押していき、吉田光汰(3年)と松井尚希(3年)をペースメーカーにした5人のグループが5kmを15分00秒で入り、その後は5km15分10秒かからないペースで進むというプランを立てていた。

 

しかし、戸口が外れたことで、真ん中のグループは4人に減り、ペースメーカーも畝ひとりになった。そして最後のグループが6人になった。この“小さな綻び”が次第に大きな穴になっていくことになる。

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