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日本の銀行、テレビ、新聞が、じつはこれから「大復活」しそうなワケ…!

グローバルに躍進する可能性が出てきた
塩野 誠, 小野 一起 プロフィール

日本の「意外」な価値

塩野 いきなり課税されたり、突然、決済を止められたりしない、というのがポイントになります。この予見可能性が法的にもオンラインシステム的にも担保され権利が守られることが、とても重要です。

例えば、米国もこのあたりの信頼度が怪しくなっています。経済制裁で突然口座取引が凍結されたりしますし、場合によっては企業の合併買収(M&A)が止められたりします。実は米国は金融の面で予見可能性が低下しているのです。中国については、言うまでもないでしょう。世界の金融センターだった香港から、いずれ金融機関は逃げ出していきます。

つまり、日本の銀行や証券会社には相対的に浮上するチャンスがあるのです。

小野 なるほど、自由民主主義が確立した中で、メディアや金融機関が活動を展開できているというのは信頼度を高める上で大変に重要で、グローバルに競争できる価値を生むということですね。

塩野 それと、このメディアや金融機関の価値をきちんと世界に発信することが重要です。ちゃんと伝えれば世界での評価は高くなると思います。「何を言っても突然、逮捕されない」「いきなり金融取引を凍結されることはない」というだけで、かなりの価値を持つのです。

街の「安全性」がまた武器になる photo/gettyimages
 

メディアについて言えば、不偏不党で、ファクトチェックができることに加えて、大きなネタを持ち込んだ時にちゃんと記事にしてくれることも大切です。

スノーデンがガーディアンを信用してネタを持ち込んだとか、パナマ文書をきちんと記事にできるかが重要でしょう。