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日本の銀行、テレビ、新聞が、じつはこれから「大復活」しそうなワケ…!

グローバルに躍進する可能性が出てきた
塩野 誠, 小野 一起 プロフィール

日本の「銀行」「証券」が勝つ日

塩野 ここまで地政学的なリスクが高まると、透明性とルールが確立され、きちんと決済が完結する金融システムを持っている日本の金融機関にも優位性はあると思います。すべての金融取引が英語で完結できようにするといった努力をすれば、日本の銀行や証券会社も世界でも存在感を高めることができます。

例えばエストニアでは アプリで路上に駐車できる仕組みになっています。日本のように路上に白い線が書かれ、料金を入れるポールや機械は存在しません。アプリで駐車スペースを探して、お金を支払えば駐車できます。景観が良いし、簡単だし、確実に駐車料金を収受できます。

そして、ここでの大切な論点は、このアプリは八か国語に対応していることです。海外からの旅行者も簡単に使うことができます。つまり、超大国の日本が本気になれば、金融も含めて、やってやれないオンライン化など何もないと思います。

日本の銀行にはまだまだ可能性がある photo/gettyimages
 

小野 銀行の場合は、ビジネスの本質がデジタルと非常に相性が良いですよね。お金を貸すかどうか、金利をどの程度に設定するのか、という与信判断も顧客のデータの蓄積があれば精度を高めることができます。お金の送金や支払いも、オンライン化で一気に効率化が可能になります。そこで、いかに新たな価値をグローバルに訴求できるかですね。

塩野 金融の場合に大切なのは予見可能性です。こうすれば、こうなるだろうという見通しが、しっかり立つ透明性の高いシステムであることが重要です。