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日本の銀行、テレビ、新聞が、じつはこれから「大復活」しそうなワケ…!

グローバルに躍進する可能性が出てきた
塩野 誠, 小野 一起 プロフィール

米中より「日本」が有利なワケ

小野 ネット上には、いろいろな情報が出ているけど、最後は本当のことを言っているNHKで確認しよう、という風になれば良いですね。日本人だけでなく、アジア全体に、世界にそうした信頼が広がれば、ソフトパワーという意味で日本への尊敬が広がり、国力は高まります。

塩野 民主主義の中で自由な言論活動が保証された日本で、政府も含めた第三者の影響を受けずに日本のテレビや新聞が情報発信を続けているということになれば、世界から信頼されるはずです。

これは残念なことですがグローバルに言えば米中の信頼が落ちているので、日本に浮上するチャンスが出ているのです。例えば米中はアベコベなワールドになっています。中国が自由貿易の重要性を唱え、米国が自国優先主義を標榜している。「あれ、いつから逆になったの」という感じです。

フェイクニュースは拡大するばかり… photo/gettyimages
 

こうした政治体制や価値観の揺らぎの中、世界はフェイクニュースと煽情的なヘッドラインで埋め尽くされています。そうした中で、民主主義の下で、自由な言論活動が支持され、信頼できる調査報道ができるようなメディアは、ほとんどなくなってしまいました。

日本のメディアがグローバルに活動し影響力を持つというのは長年絵空事でした。ただ、米中のメディアの信頼度が落ちてきた中で、日本にも勝機が生まれたのです。

小野 メディアとある意味で似た機能を持った金融の場合は、どうでしょうか。