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# 世界経済

コロナショックは大恐慌にはつながらない…人気「投資系YouTuber」が予測するワケ

この新型コロナウイルスの影響で、経済は大打撃を受けているように見える。株式投資をしている投資家をはじめ、誰もが大恐慌につながらないかを心配しているだろう。しかし、グローバルと日本の投資・経済を知り尽くし、新刊『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』が早くもベストセラーとなっている高橋ダン氏は、「コロナショックは大恐慌につながらないだろう」と予測する。なぜなのか、その根拠を聞いた。

「PMI」の動きをチェックする

「新型コロナウイルスの影響で世界的な大恐慌が来るかどうか」と心配する人もいるかもしれませんが、私は「ない」と考えています。1930年代の大恐慌にしても、リーマンショックにしても、原点は金融の問題でした。

経済はお金の流れで動いていますので、金融の問題によって流れが止まると回復が難しくなってしまいます。

しかし新型コロナウイルスは、お金が止まったのではなく、人や物流が止まったことがポイントです。外出の自粛などをしていますが、仕事や消費活動は家からできる人もいます。この点が大きく特徴的なのです。

メディアでは大恐慌になると報道もしていましたが、鵜呑みにすべきでないと考えます。大恐慌になるのかはデータで判断すべきです。

経済の動向を見るときに重要なデータの一つはPMIです。PMIは企業の購買担当者の景況感を集計したもので、毎月データが公表されているため、現状を知るうえで有効だと私は考えています。

たとえば、アメリカの製造業のPMIを見ると、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になって直後の4月には大きく落ち込みましたが、5月以降は急速に回復しています。これは、非製造業のPMIを見ても同じです(下図)。

 

PMIが上昇しているということは、企業の購買担当者が「景気は回復する」と考えていることも意味しますので、設備投資や経済活動が復活すると見込まれます。

こうしてデータをチェックしてみると、「大恐慌になる」と言うメディアの報道は簡単に信じてはいけないことがわかります。