普段のお手入れはどうすればいい?

犬猫を問わず、毛が絡みやすい長毛種はもちろん、短毛種も日常的にブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげることが望ましい。短毛種は毛玉ができることは少ないものの、特に猫は毛繕いをしながら自分の毛を飲み込んでおり、毛球症予防のためにも抜け毛処理は大切だ。

定期的なトリミングが必須のシングルコートの犬も、スタイルによっては毛が絡まってしまう。こまめにブラッシングをすれば、次のトリミングまで毛玉なしでスタイルを維持しやすくなる。

サイクルとしては、日々の生活の一部にブラッシングを組み込んでしまい、毎日行うのが理想だ。というのも、特に猫は集中できるのは5分が限界だと言われている。長々とブラッシングしようとすると嫌がられて次からやらせてくれなくなることもあるので、一気にやろうとするより、毎日少しずつ慣らしていくのがいいだろう。

難しい場合は、愛犬愛猫がご機嫌のときや、自分に余裕があるときに、少なくとも週に1回はブラッシングできるといい。ただこれはあくまで目安で、例えばペルシャのような長毛種は毎日のブラッシングが必須となる。家でのお手入れに時間がかけられないのなら、あらかじめ短毛種やシングルコートの品種を選ぶ、というのも1つの手だ。

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ブラッシングのコームやブラシは、様々な物が売っている。犬猫の毛質や好みは、たとえ同じ品種だとしても全く違うため、一概に「これがオススメ」と紹介するのも難しい。こればっかりはいろいろ試してみるしかないだろう。

ちなみに、一般的に「スリッカー」と呼ばれるピンタイプのブラシは、強く押し当てすぎると皮膚に痛みが生じる。また、すでに毛のもつれや毛玉がある場合も引っかかって痛いので、ブラッシング自体が嫌いにならないように注意して使用した方が良い。

毛玉がある場合は、小さなバリカンやハサミで注意しながら取り除くか、トリミングサロンや動物病院で処理してもらってからブラッシングに挑戦するのが良いだろう。

一口にペット用ブラシと言っても、抜け毛はあまり取れないが毛流れが整う「ラバータイプ」のものや、ブラッシング嫌いな子におすすめの「手袋タイプ」のもの、刃がついていて不要な下毛が取れる「レーキングナイフ」や「ディシェダー」と呼ばれるもの、はては「人間用のヘアブラシ」など、さまざまなものがある。今はインターネットでもいろいろなブラシを購入できるので、口コミを見ながら自分の愛犬・愛猫の毛質に合わせたブラシを選ぶと良いだろう。

ブラシなどお手入れ道具。左からラバーブラシ、ディシェダー、人間用ヘアブラシ、人間用バリカン(ヘッドがコンパクトでオススメ)写真提供/片川優子