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マンション管理を苦しめる「空き駐車場問題」…維持費が「突然値上がりした」住民の悲劇

月2万2000円が「平均値」

「人生で一番高い買い物」である不動産。購入に至るまでには、内見や書類の準備、抽選に住宅ローン審査と、長い道のりが待っている。

しかし、マンションの維持管理の側面において、購入はゴールではなく、むしろ延々と続く出費の「スタート」だ。ローンの頭金や金利ばかりに目がいくうちに、「マンションの維持費」が予想もしなかった金額まで値上がりし、家計を苦しめるケースも多い。

今回は、そんなマンション維持費の値上げのワナについてご紹介したい。

まず、マンションの維持費のほとんどを占めるのが、管理費と修繕積立金である。

国土交通省が公表する、「平成30年度マンション総合調査」によると、管理費の月額の平均は戸当たり10,862 円。形態別では、単棟型が10,970 円、団地型で 10,419 円である。いずれも駐車場使用料等からの充当額を除き、総戸数規模が大きくなるほど低くなる傾向にある。

また、修繕積立金の月額の平均は戸当たり11,243 円。形態別では、単棟型が 11,060 円、団地型が 12,152 円となっている。つまり、管理費と修繕積立金を合わせると、月額22,000円程度を「管理費等」として、管理組合に支払っていることになるのだ。

国土交通省「平成30年度マンション総合調査」より
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管理費は、消費税の増税、管理員や清掃員の勤務時間の延長、マンション総合保険の保険料の大幅値上げ、地震保険の新規加入など余程のことがない限り、一般的に値上げはされにくい。