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地震大国・日本の「地盤」を改良する、「難工事」の請負人たち

「ライト工業」阿久津社長にインタビュー
夏目 幸明 プロフィール

様々な工法を駆使しても、思わぬ場所から土砂や水が流れ出てくることがある。朝、現場に行くと道路が陥没していたこともありました。

ただ、不思議と後ろ向きにはなりませんでした。きっと「僕がなんとかしなきゃ!」「この現場はこう進めよう」と、能動的に考え続けたからでしょう。

そして、私の幸せもその中にありました。必死で仕事をやり遂げた夜にクイッとお酒をいくと、これが格別においしいのです。

趣味はウォーキングです。河川敷などを2時間ほど歩きます。40歳から約20年、休みの日の朝は必ず歩いています。

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そんな余暇の日でも、斜面対策の工事現場を通りかかると、つい内容を想像してしまう。面積が何㎡、アンカーが何本、ざっといくらの工事費か、などと計算してしまいます(笑)。

性格は楽観的です。なにかに取り組んでいる時、「どうしようもない」「ダメだ」などと悲観的になると、自然と体や手が動かなくなりませんか?

 

私は、そういう時こそ「最後はなるようにしかならないんだから気楽に行こう」と必死で動きます。すると、なんだかんだで最後はなんとかなる。私は入社38年目になりますが、大変な現場はあれど、終わらない現場は一つもありませんでした。

いい仕事は、「技術」と「技能」の融合から

胸の奥にしまっている言葉があります。かつてベテランの職人さんに言われた「まず体で覚えろ、それから頭を使え」というものです。