習近平は本気だ photo/gettyimages

習近平が「米ドル」打破へ動き出した…! ひっそり始まった「新・米中通貨戦争」のヤバい行方

日本はもう追いつけない…?

10月9日、日本銀行(日銀)は、デジタル通貨(Central Bank Digital Currency、CBDC)の実証実験を2021年度に実施すると発表した。

日米欧の中銀グループがデジタル通貨で連携を組む方向性を示している一方、中国は中国人民銀行主導によるデジタル人民元の準備を着々と進めている。

昨年の米SNS大手Facebookの「Libra構想」をきっかけに各国の本気度が加速したデジタル通貨だが、先進国のなかで先行する中国に対して日本は一歩も二歩も出遅れている状況は変わらない。

この背景にはデジタル人民元導入を急ぎたい中国と、逆にそこまで切迫感がない日本のそれぞれが抱える事情が垣間見える。

日銀もデジタル通貨に乗り出したが… photo/gettyimages
 

まずは、足元の日銀の動向だが、「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」において、実証実験の時期を21年度の早い時期の開始を目指すとしている。

実証実験は、3段階を想定しており、まず1段階目で、発行や流通など通貨に必要な基本機能を検証する。システム上で実験環境をつくり電子上でのお金のやり取りで不具合が起きないかを調べ、発行残高や取引の履歴を記録する方法なども検討する。