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米司法省「グーグル提訴」…歴史的な訴訟がもたらすこれだけの意味

業界勢力図が崩れる転換点となるか

あまりに強大な存在

米司法省がインターネット検索等に関する反トラスト法(独禁法)違反の疑いでグーグルを提訴した。テキサスをはじめ11州も共同で首都ワシントンの連邦地裁に提訴した。

これは、1998年の司法省対マイクロソフト、あるいは1911年のスタンダード・オイル分割命令にも匹敵する歴史的な訴訟になると見られている。

グーグルが提供する検索エンジンの米国内におけるシェアは推定80パーセント以上、世界市場ではそれを上回る90パーセントにも達する。だが、言うまでもなく、ネット検索は同社が提供する極めて広範囲のサービスの一つに過ぎない。

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メール、ドキュメント管理、カレンダー、ウエブ動画、モバイルOS……数え上げればキリがないが、これらグーグル提供の各種サービスは私たちの仕事や私生活に欠かせないものとなっている。日頃、ほとんど無意識のうちに、これらサービスの利用に多大な時間を割いている人も少なくないだろう。

恐らく大多数のユーザーにとって、グーグルは信じられないほど便利なツールを無償で提供してくれる有難い存在だ。しかし上記のような広範囲の領域における競合他社にとって、グーグルはもはや、法的手段に訴えない限り勝負にならないほど、強大な存在になってしまった。

 

そのため今回、数百社に上る企業が司法省の調査に協力したと米メディアは報じている。

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