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# 女子ゴルフ

イ・ボミも「敵わない」と明言…「申ジエ」の圧倒的なメンタルの強さはどこから来るのか?

母の死を乗り越えて…

幾多のケガを乗り越えて…

“強い”申ジエが日本ツアーに戻ってきた。

日本女子ツアーの富士通レディース(10月16~18日、千葉県・東急ハンドレッドクラブ)で、通算7アンダーで今季初優勝、ツアー通算25勝目を手にした。

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さらに生涯獲得賞金10億円の突破は207試合で最短となった。(これまではアン・ソンジュの226試合が1位)

韓国ツアーでは3年連続賞金女王となり、2009年には米ツアーの賞金女王に。'10年には世界ランキング1位にまで登りつめている彼女の強さは、日本でもいまだに衰えを知らない。

「こんなに早く優勝できるとは思わなかった」とは本音だ。

というのも、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本女子ゴルフツアーは開幕が遅れ、外国人への入国制限などもあって、申ジエも韓国に一時帰国していた。

そうこうしているうちに、韓国で古傷の左ヒジ痛と右手首の痛みが悪化。十分な練習ができないまま、5月には右手首、6月には左ヒジの手術していたことを今季韓国ツアー初参戦となった8月の「デユ・ウィニアMBN女子オープン」に出場時にメディアに向けて告白していた。

今回の優勝会見では「普通に打てるようになったのは最近です(笑)」と笑っていたが、ケガから復帰し、10月に来日してから3試合目で優勝したのだから、元世界1位の強さを感じずにはいられなかった。

 

そんな申ジエの夢は「現役として楽しく長くゴルフを続けること」だそうだ。

「韓国ツアーでは20代で現役を退く選手がほとんどです。30代でツアーで戦っているのはごくわずかです」と悲しそうに語っていたのを今もよく記憶している。

というのも、韓国では幼いころからゴルフのスパルタ教育が激しいという話をよく聞く。実力のあるジュニア選手が数多く育っている現状からしても、今も日々練習に明け暮れているのは間違いない。