32歳の妻が味わった、年収700万円「エリート夫」との地獄の生活

ストレスがたたり…
後藤 千絵 プロフィール

「もっと静かに食べてよ! 変な音出さないで!」などと、亜梨紗の前で夫に声を荒げてしまうこともよくありました。夫はムッとして席を立ち、亜梨紗は怯えたように私を見ていました。

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また、夫は帰宅時の手洗いとうがいもたまに忘れることがあり、それも本当に嫌でした。何度お願いしてもやらないんです。それどころか夫は、「研究者仲間で言ってたんだけど、コロナは思ったほど大したことないんだよね」などと言って、同僚に誘われると平気で飲みに行ったりするんです。

私からすると、夫のこの行動は信じがたいもので、2年前の水虫事件が頭をよぎりました。

 

そんないい加減なことを言って、もし夫がコロナに感染して私にうつったら亜里沙は誰が面倒をみるのだろう。この人は家族を危険にさらしても平気なのだろうか? 家の主人として家族を守る気は毛頭ないのだろうか? 頭の中は夫に対する不信感でいっぱいになりました。

5月のゴールデンウイークを超えたあたりで、私の我慢も限界に近付いてきました。食欲が一気になくなり、何をする気も起きなくなって、一日中横になっているだけの日が多くなりました。