コロナ以降、リモートワークが増えたことにより、自宅で夫婦が一緒にいる時間も増加。お互いの行動を把握できるため、息苦しさを感じている人も少なくないだろう。そんな中、夫婦関係の悪化に悩む相談が急増していると、心理カウンセラーの山脇由貴子さんは言う。コロナ禍での閉塞感、それによる夫の浮気ーーそのとき妻の選択は?

リモートワークで夫婦関係が悪化

私は、都内の児童相談所で心理の専門家として19年間勤務し、現在は女性、家族や夫婦問題の相談を受けるカウンセラーとして働いています。

コロナでの外出自粛やテレワークにより、精神的に具合が悪くなった女性が急増しましたが、夫婦関係が悪くなったという相談も増えました。相談があったご夫婦の一例を紹介します。家族構成は、以下の通りです。

夫 宮坂 勇人(仮名) 32歳会社員 年収800万
妻    遥 (仮名) 29歳契約社員 年収400万程度
息子(6歳)

夫婦でのカウンセリングを希望したのは妻の遥さん。理由は夫の浮気でした。夫の方は、遥さんに「カウンセリングを受けないなら離婚する」、と言われてやって来ました。「夫婦仲は悪くなかったのですが、1人目が生まれてからセックスレスではありました。私は2人目が欲しいので夫を誘うのですが、断られることが多くて悩んでいました」。

遥さんがそのことでカウンセリングに通いたいと考えていた時に、夫の浮気が発覚した、というのです。夫の浮気にはコロナが関係していました。

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