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海抜マイナス170メートル!? 「日本一低い標高地点」が、どんどん更新されていく理由

マネー現代編集部 プロフィール

とんでもない地下の奥底で

その場所は、青森県八戸市の「八戸石灰鉱山」にある。東西1000メートル、南北1800メートルにもおよぶ広大な鉱山で、石灰岩がここから掘り出されている。

その最深部は、現在およそマイナス170メートルにも及ぶ。この鉱山はまだ操業中で、まだまだ最低標高を更新していく可能性が高い。

地元では「八戸キャニオン」と呼ばれている、この鉱山。とても人間が生活できるような場所ではないと思われるが、「日本一低い場所」はどんな光景が広がっているのか、気になるところだ。

広大な土地が掘り進められている八戸石灰鉱山/ウィキメディアコモンズより
 

では、なぜこのマイナス170メートルではなく、八郎潟が認定されているかというと、「人工的に作られたり削ったりされたものではない」というルールがあるため。

逆に言えば、仮に4000メートルのタワーマンションができたとしても、富士山から「日本一標高の高い地点」の座を奪うことはない。

世界で見てみると、ロシアのコラ半島で、旧ソ連が地球の地殻深部を調べるために掘った掘削坑が、地球上でもっとも深い「人工地点」と見られる。その深さは、なんと地上1万2262メートル。直径わずか23センチメートルの掘削坑は、現在溶接されて封鎖されている。

掘削の研究グループは解散し、廃墟と化したコラ半島の一角にポツンと残されている、12262メートルの穴。ちょっとロマンを感じてしまう人も、多いのではないだろうか。