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# 雑学

海抜マイナス170メートル!? 「日本一低い標高地点」が、どんどん更新されていく理由

いちばん高いところ、はわかるけど

富士山の麓と5合目を結ぶ「富士山登山鉄道」が架けられるかどうか、今話題になっている。山梨県などが推し進めるこの構想は、「富士スバルライン」上に鉄道を敷設し、より多くの観光客を呼び込む施策だ。

だが、世界遺産にも認定される富士山だけに、慎重論は多い。工事に取り掛かるどころか、具体的な計画が出るまでまだまだ時間がかかりそうな雰囲気はある。

今年はコロナで周辺産業に大きなダメージが/photo by gettyimages
 

ちなみに本稿のテーマとは関係ないが、この富士山鉄道構想の検討会会長は経団連名誉会長の御手洗冨士夫氏、顧問にフジサンケイグループの日枝久代表など、そうそうたる顔ぶれがを連ねている。

標高3776メートル、まごうことなき「日本でいちばん標高が高い場所」である富士山。なにかと一年中話題が尽きることのない景勝地だが、逆に「日本でいちばん標高が低い」場所はどこなのか、考えたことがあるだろうか。

公に認められている、日本の最低標高地点は秋田県・八郎潟の海抜マイナス4メートルである。ご存知のとおり、八郎潟は大部分が干拓によって陸地化され、その広大な土地の大半は海抜マイナス3-4メートルと、海よりも低い位置に存在している事になる。

1995年、大潟村に「日本一低い山」大潟富士が人工的に造成された。およそ4メートルくらいの高さで、地図にもしっかり記載されている。これにより、「海抜0メートルの山頂」が日本に誕生したという、ある意味大潟村でしかできない所業だ。

だが、本当に「日本で一番低い陸地」は、ここ八郎潟ではないとされている。しかもその標高は、日々更新されているという。どういうことか。