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# 学校

「モンスターペアレント」に対応できない、「若すぎる先生」が増加中

教師と保護者、「良い関係」をつくるには
いじめ、不登校、保護者との軋轢、長時間労働、新型コロナの影響……。教育現場ではたらく人のストレスとプレッシャーは年々、増すばかり。こうした困難を打開するヒントを与えてくれるのは、著書『いい教師の条件』を上梓した諸富祥彦氏だ。近年、保護者とのつき合い方に悩む教師が増えていると指摘する諸富氏。そんな教師たちに対し、「最初の保護者会で、ぜひやってください」と勧めているワザがあるという。その内容を特別に教えてくれた。

「若い教師」が増えている

近年、保護者とのつき合い方に悩む先生方が増えています。

振り返ってみると、2000年頃から子どもとの関係以上に保護者との関係に疲れる、エネルギーが奪われていると漏らす先生が多くなってきました。モンスターペアレントと呼ばれるようなクレーマーの保護者が増えてきたのです。

さらに加えて、若すぎる教師が急増しています。とりわけこの10年あまりで、教師の年齢構成は随分と入れ替わりました。

20年くらい前は50代が中心の学校も多く、40代が若手と言われることもあったのですが、その中心世代の先生方が定年になりました。代わりに数多く入ってきたのは20代の先生です(上の図は2016年の調査で、現在はさらに50代が減り20代が増えています)。

50代中心の学校から20代中心の学校へと急激に様変わりしたわけです。

 

一方、親の年齢は上がってきました。少子高齢化社会と言われ、初婚年齢が以前より遅くなり、子どもを産む年齢もかなり遅くなっています。たとえば30歳から35歳で子どもを産むと、子どもが小学生になる頃には親は30代半ばから40歳に、3年生(9~10歳)になる頃には親の年齢は40歳から45歳になってきます。