ネギ苗と清水寅氏

ネギ農家がメガネの曇り止めを売る…!? ネギ1本1万円で売る男の“笑っちゃう”失敗

なぜネギ1本が1万円で売れるのか?(17)
「1本1万円のネギが売れている」そう聞くと驚く人も多いのでは?
『ねぎびとカンパニー』社長・清水寅氏は脱サラ後に農業を始めた中途参入組。しかし今では『ねぎびとカンパニー』のネギは1本1万円の価値が付くほどに…。
注目書籍『なぜネギ1本が1万円で売れるのか?』から毎日連載企画!
第17回では、春先の現金収入のため、寅氏が企画した新たな施策をお届けします。>>今までの連載はこちら!

ネギならいくらでもある!

ホウレンソウは成功したとはいえ、春先の現金収入にはなりません。ネギ以外の作物は全敗といっていいでしょう。そこで考えたのが、「ネギならいくらでもあるんだから、加工食品にすればいいじゃないか」ということでした。

ネギ州収穫の様子
 

すでにスーパーとの取引は拡大し、売り先は確保しています。うちの加工食品も扱ってくれるよう頼めばいい。そんな単純な発想で最初に打ち出したのが、4年目に開発した「ねぎ寅君」シリーズです。

これはねぎキムチや、ねぎそぼろなど、ごはんのお供をコンセプトに作った商品でしたが、僕が期待したほどは売れませんでした。

しかし、当時はネギの販売が急拡大している時期なので、もうイケイケです。この失敗にメゲることなく、次から次へと新商品を企画しました。

「ねぎ納豆」「ねぎ塩」「葱煮セット」「ねぎ餃子」「ねぎカレー」「ネギまんじゅう」。これらはネギを加工したものですが、カボチャを加工した「カボチャDEスープ」もありました。企画のみで終わったもの、商品化して失敗したものもありました。