「ドラマでもマスク姿を見たくない」

同局系のドラマ『きょうは会社休みます。』『世界一難しい恋』を手がけたチームによるラブコメディとあって、コロナ下のリアルをユーモラスにデフォルメした描写を楽しむ声がある一方、散見されたのは、「ドラマでもマスク姿を見たくない」「気分が滅入る」という声。コロナ下のリモート恋愛を描いているのだから仕方がないのだが、せめてドラマではコロナを忘れたい、と思っている人は少なくないのかもしれない。

登場人物たちは会社では基本マスクをしており、表情が見えないため、「誰が誰だかわからない」「表情が見えないから感情が伝わってこない」というコメントも多かった。

「美々に感情移入できない」

また、コメディとはいえ、主人公のキャラクター設定、感情の描写のリアリティのなさに疑問を抱く声も。

美々は過去の恋愛シーンで、プライドが高いながらもモテる女性として描かれているが、現在では無愛想で冷たく、人の心が理解できないコミュ力の低い女性のように描かれている。この点について、「美々くらい恋愛経験があるなら、ある程度のコミュ力があるはずでは」「キャラがブレてて感情移入しにくい」といったコメントが散見された。

美々の感情の動き方も、どこか不自然だ。緊急事態宣言下でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、それでも好きな人と会おうとする会社の人たちや、近所のコンビニで仲良さげなカップルを見かけた日の夜、美々は自宅の窓から見える家々の明かりを見つめながら一人涙する。何気ないことでふと孤独を感じるこのシーンには共感の声も多かったが、「ドライな性格の美々が、これだけのことで泣くのか?」と感じた人も少なくないようだった。