学術会議問題、ここにきて批判する野党のお粗末っぷりが明らかに…!

案の定、レベルの低さが露呈した…
長谷川 幸洋 プロフィール

権威で凝り固まった学術会議

学者の世界では「日本学術会議会員」という肩書が「最高級ブランド」になっている。これを手に入れれば、社会的名誉はもちろん、学者の世界で幅を効かせられる。

具体的に言えば、政府の科学研究費(科研費)の配分をめぐって、学術会議会員の学者が事実上の裁量権を握ることも可能になる。科研費の配分は日本学術振興会の科研費審査委員が決める仕組みだが、学術会議会員が審査委員を兼ねる場合も多いのだ(https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/24_pamph/data/kakenhi2019.pdf)。

学術会議の会員(と連携会員)は現在の会員(と連携会員)が推薦する仕組みだが、推薦を受けたうえで、新会員(と新連携会員)候補者は学術会議の選考委員会と幹事会、総会、さらに会長の承認を得なければならない。そのうえで、最終的に内閣総理大臣に候補者を推薦するのは会長だ。つまり、推薦の決定権は完全に学術会議が握っている(http://www.scj.go.jp/ja/scj/kisoku/35.pdf)。

日本学術会議[ウィキメディア・コモンズ]
 

こうした仕組みの下で、学術会議の意向に逆らうと、学者の世界で異端扱いされ、会員になれないばかりか、研究の命である科研費の恩恵にも与れなくなってしまいかねないのである。

いずれにせよ、まさに「学問の自由」に直結する問題であり、事は重大だ。学術会議は何をしていたのか。政府・自民党は、ぜひ「北大事件」の真相を国会で徹底的に検証してほしい。いまだに「学問の自由に対する侵害」などと叫んでいる野党や左翼学者たちは、その線で追及を続けると、自分たちがドツボにはまってしまうことに気が付いていないようだ。