仕事がデキない人とデキる人、ネット検索に決定的な差があった…!

「検索語」を少し工夫するだけ!
読書猿 プロフィール

「高脂血症」という病気について知りたい場合を考えてみよう。そもそも多くの人はこの名前すら知らないため、上位/下位概念が何なのかわからないのではないだろうか。

そこでまず「高脂血症とは何の一種なのか?」という問いを立てて考えてみる。語感からして何かの病気である可能性が高い。そこで「家庭向け医学百科」といったようなサイトで検索してみると、無事に該当する項目が見つかり、どのような病気なのか判明する。

ここで気を付けるべきは、検索者が求める知識の「レベル」だ。一般人が高脂血症について知りたい場合、「病気」全体を扱うサイトで構わないだろう。しかし医学生が授業の課題で「高脂血症」の症状を調べるとなると、これでは不十分だ。そこで「病気」と「高脂血症」の間にある概念を考えてみる。このような場合、国会図書館のホームページにある「リサーチ・ナビ」というサービスが役に立つ。

「リサーチ・ナビ」(https://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/)での検索結果。「脂質異常症」とは高脂血症と高コレステロール血症の総称
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リサーチ・ナビで検索すると、検索した言葉について、上のような図(テーママップ)を表示してくれる。これをみると、高脂血症とは「代謝内分泌疾患」の一種であることだけでなく、以下のような概念の間の関係がわかる。

病気 > 代謝内分泌疾患 > (脂質異常症) > 高脂血症

(左のものほど上位概念)

このような概念の関係がわかると、検索語をブラッシュアップできる。たとえば「高脂血症 病気」と検索してみると、一般向けのサイトが表示されることがわかる。逆に「高脂血症 代謝内分泌疾患」で調べるとかなり専門的な情報が出てくるだろう。より広範囲の情報をカバーしている上位概念、あるいは専門性の高い概念を一緒に検索することで、検索結果の難易度を調節できるのだ。