仕事がデキない人とデキる人、ネット検索に決定的な差があった…!

「検索語」を少し工夫するだけ!
読書猿 プロフィール

検索結果が「難しすぎる」とき

「帰り道にスーパーで卵を買ってきて」

このように頼まれて、たらこのパックを買って帰ったら、白い目で見られるに違いない。たらことは「タラという魚の卵」、つまりれっきとした卵の一種であるため、提示された買い物の条件を満たしているはずだ。しかし「卵」と言ったとき、相手は暗に「ニワトリの卵」を指している。そのため、両者の間にミスマッチが生じてしまった。

もう一つ例を挙げよう。昼休みに「ごはんを食べに行こう」と同僚から誘われて、定食屋に行ったとする。唐揚げ定食を注文したところ、同僚から「“ごはんを食べに行こう”って誘ったのに、なんで唐揚げまで注文してるんだよ!?」と怒られたら、非常に心外だろう。一般的に「ごはんを食べに行く」という場合の「ごはん」は、「白米」ではなく「食事」というより広い概念を指している。

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このように上位概念を下位概念で、または下位概念を上位概念で言い換える修辞技法を、「シネクドキ(提喩)」と呼ぶ。「卵」はより狭い「ニワトリの卵」の言い換えだし、「ごはんを食べに行く」は「食事に行く」という広い概念を表している。あらためて説明すると大仰に聞こえる修辞法だが、普段の会話では意識することなく使っているだろう。

このシネクドキを応用すれば、検索結果を簡単にブラッシュアップできる。人間の知識は、パソコン内のフォルダのように階層的に分類されることが多い。そのため自分が知りたいものがどのレベルなのか、つまり「生物一般の卵」、「鳥の卵」、「ニワトリの卵」や「うずらの卵」のどの段階なのか、決めておく必要がある。