プラスサイズイベントで感じた『潜在需要』

基本的にファッションは、身に纏うことで安心感を与えたり気分を良くしたり前向きにさせてくれるものであると私は思う。嫌な気分になりたくて服を選ぶというのはあまり聞いたことがない。

レギュラーサイズ女性の人口が多いことは確かだと思うが、レギュラーサイズではないからこそ、試着してから買う方がいい。女性の体はお肉の付きどころが人それぞれ異なり(男性の場合も骨格の違いなどあると思う)、同じ体重や背丈であっても、似合う服は違うケースは非常に多い。また、素材の肌触りや実際に着てみたときの服の着心地なども感じながら選びたいのが心情。最近、オーバーサイズファッションが流行っているが、ダボっとしたシルエットは似合う似合わないが難しいので、これも試着は欠かせない。

先日、Instagramでプラスサイズ女性に1123人にアンケートをとってみた。

『通販で大きいサイズの服を買う時、サイズ感がわからないから「失敗してもいいように」と安い服を選んだことがある?』という質問をしたところ、84%が「ある」と答えた。

なおさんがinstagramで行ったアンケート。

誰だって『確実なものにお金をかけたい』と思うのは当たり前だと思う。「高いものは怖くて買えない」「最近は返品交換無料サービスなどもあるが、時間と手間がかかることでファッションから遠ざかっている」「試しに安いものを選んだけど、結局やっぱり失敗してしまった」という意見もあった。

昨年、プラスサイズのファッション誌の『ラファーファ』が、『ラファーファショップ』というイベントを数日間開催した。普段はネットショップ運営だけを行うプラスサイズブランドが複数出店。服や下着、靴などをその場で試着でき、その場で購入できるというイベントだったのだが、運営側の予想を遥かに越えた数のお客様が来店した。

私もモデル兼ショッピングアドバイザーとしてイベントに参加し、会場の様子を見ていると、試着して気に入ると同じ商品を色違いで買ったり一人で数万円分爆買いしていくお客様がとても多かったのだ。いわゆる『潜在的需要』を目の当たりにして驚いた。

また、このイベントで試着できたことで、各ブランドのサイズ感を把握できたことは大きなメリットにもなる。ブランドのサイズ感がわかることで、その後ネット通販で同ブランドのアイテムを買うハードルを下げることにつながるからだ。そんな風に、普段はネットショップにしかないプラスサイズアイテム(或いはミニマムサイズアイテム)でも、店舗限定や期間限定で店頭で試着購入できる取り組みがあったら、もっと買いやすくなるのでは、と肌で感じたのだ。