アパレル勤務の女性たちからも上がった矛盾の声

今年の5月、このサイズ問題について、『どうしたら日本のファッションでサイズ展開が広がるのか増えるのか考えてみた』と題しnoteに書いてみた。予想以上の反響があって、私自身とても驚いた。サイズに困り惨めな経験をしたという共感の声はもちろん、アパレル業界で働く方からも様々な声が届いたのだ。

ランジェリーショップで働いていた女性からは、「そのサイズはお作りがないです、申し訳ありません」と言う案内を何度も経験して「こんなに需要があるのに、作っていないサイズが多すぎる」と常々疑問に抱いていた話を伺った。

また、9号サイズではない女性パタンナーたちが、自分では着ることがない9号サイズの服を作っていた話。ショップ店員としてお店の服が着こなせるよう必死にダイエットをしていたが骨格的に華奢になれなかった話……などなど。アパレル業界で働きながら『女性のためのサイズ』にジレンマを感じていた女性たちが多かったのだ。

そして、ファストファッションブランドが大きいサイズを店頭で取り扱うことができるのは、事業規模が全国展開だったり、国際展開していることが大きいという話も聞いた。実店舗経営できているプラスサイズブランドについても、よく調べると経営母体が大きいアパレル会社であることが多い。多くのショップがレギュラーサイズのみを取り扱うことは、生産コストや過剰在庫リスクを下げるためには仕方ないことなのかもしれない。

コロナ禍も人気が高いユニクロ。海外展開もあり、サイズ対応も多いが、日本では大きいサイズはweb販売だ。photo/Getty Images