38歳妻が青ざめた…養育費を請求された「年収600万モラハラ夫」のヤバすぎる提案

えっ、たったそれだけの金額なの?
本多 慎一 プロフィール

当時、美穂さんは34歳で隆さんは36歳。独身の2人は交際を始めた。恋に恋する年齢でもなかった美穂さんにとって、隆さんが公務員であることが魅力的に映ったのも偽らざる気持ちだ。隆さんの年収は600万円ほどだった。

「3か月ほど付き合ったところで、彼の出向が終わり、地元に戻る時がきました。少し早いかとも思いましたが、いいタイミングだから結婚しよう、という話になりました。東京での独身生活に飽きていたこともあり、九州へ嫁ぐことも不安より期待のほうが大きかったです」

九州に引っ越してからも、それまでのキャリアを生かして、地元の保険会社に転職が決まった。新居は隆さんの実家近くの借家。隆さんの父親は教員で、きちんとした一家に思えた。

「新天地での仕事は勝手が違い、ノルマもなかなかハードで大変でしたが、プライベートでは週末にドライブに出かけることもあり、九州での生活は楽しいものでした。隆さんは元々、ルーズな性格で、家事もほとんどやらなかったのですが、DINKS時代はさほど支障になりませんでした。神経質な人よりずっといいと思っていたくらいです」

〔PHOTO〕iStock
 

ラクな家事しかしない

しかし、結婚して1年ほどしてから長男が生まれると、言うまでもなく、生活は一変する。

「出産後は家庭内でのタスクが5倍にも10倍にも増えましたが、隆さんは相変わらず何もやりませんでした。しかも息子は夜泣きが酷く、一晩に5回以上起こされるなんてこともザラでしたが、起きてあやすのは全て私。隆さんは息子が泣き出すと、自分だけリビングのソファで寝てしまいます。それでも、約半年の育休中は『そのための育休なのだから』と私が全部やっていました。これが間違いでした。家事育児のスキルの差がどんどんついてしまったのです」