受け取る喜び、送るワクワク感。
手紙ってラグジュアリー

僕は三カ月ほど前から、大好きな画家の黒田征太郎さんと文通をしています。作品のような絵葉書がいっぱい届いて、多い時は1日に4通届いたことも。超かわいいでしょう!手紙ってすごくいいですよね。時間を作って、相手のことを想いながら文を書き、切手を貼ってポストに投函する。手紙を受け取る喜びと手紙を送るワクワク感、手紙ってラグジュアリーだと思いませんか。

日に四通も届くこともある、黒田征太郎さんの手紙。
ペン画にクレヨン画にコラージュまで、楽しくて、まるで黒田征太郎さんの作品集!
薫堂さんが贈ったお酒とその箱に、さらに黒田さんが描き、また薫堂さんのもとへ。

僕は何事も道具から入ることが多いのですが、手紙を書きたくなる道具として自分用の一筆箋を愛用しています。原稿用紙をオーダーしている、浅草の『満寿屋』で作った一筆箋で、こういう愛着のある一筆箋があると手紙を書きたくなります。「薫堂用箋」のほかに、数年前に脚を骨折して入院した際、「惚節庵」(こっせつあん)と名付けた病室で、お見舞いに来てくださった方にお抹茶をふるまったのですが、その時にも「惚節庵」という一筆箋を作り、病室から手紙を書きました。

一筆箋も、書き慣れたマス目なら筆も進む。原稿用紙を薫堂さんが作っているのは、川端康成など名だたる文豪が頼んでいたことで知られる満寿屋。そこで作った「薫堂用箋」。骨折入院した折は「惚節庵」(こっせつあん)という一筆箋もつくり病室から手紙を書いた。