孤独死が起きた事故物件、その「おはらい」で行われていることをご存知ですか?

需要が急増している

都内1DKマンションにて

東京・新宿の大通りに面した築20年ほどの13階建てのマンション。周辺には、ビジネスビルや専門学校などが立ち並ぶ繁華なエリアである。そのマンションの一室で、これからお祓い(おはらい)が行われようとしていた。

なぜ、こんな場所でお祓いなのか。それは、この1DKの部屋の住人が孤独死をしたために瑕疵物件、いわゆる事故物件となってしまったためだった。

物件の玄関。すでに何とも表現しがたい怪しげな空気が漂う
 

8月28日に公開された映画『事故物件 怖い間取り』は、現在も大ヒット中である。
この映画は、「事故物件住みます芸人」として、実際に9軒の事故物件に住んだ芸人・松原タニシの実体験を記したノンフィクションをもとに映画化されたものである。
監督は、『貞子』『スマホを落としただけなのに』の中田秀夫だけあって、ホラー色たっぷりの作品となっている。

「事故物件=心霊現象」という図式を信じる人がそれだけ多いのだろう。そのために「事故物件」は、「瑕疵物件(瑕疵とは傷のこと)」とされ、孤独死や自殺があったことなどを告知する義務があり、また通常よりも格安の金額で賃貸、または売買される。

それほど「事故物件」は、忌み嫌われるものなのだ。そこで、「お祓い(おはらい)」の必要性が出てくるわけだ。