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池袋暴走事故「上級国民」だけでなく「家族も死刑」と袋叩きにする人々のヤバい心理

羨望と復讐の念で揺れる人が多い?

「上級国民」バッシング

昨年4月、東京・池袋で乗用車が暴走し11人が死傷した「池袋暴走事故」の初公判で、過失運転致死傷罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告は、「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶しており、暴走したのは車に何らかの異常が生じたため暴走したと思っております」と自身の過失を否定した。

これに対して批判の声が上がっているようだ。

飯塚幸三被告が、事故は自分の運転ミスのせいではなく、運転車両の不具合のせいと主張したことには、私自身も反感を覚える。

また、「ご親族の皆様に心からお詫び申し上げます」と謝罪したのは、口先だけなのかと疑いたくなる。だから、加害者である飯塚被告本人を叩くのは、理解できなくもない。

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だが、そのことと、飯塚被告の家族まで「運転免許を返納させるべきだった」「運転を止めるべきだった」などと責め、攻撃することとは別問題である。

この事故の後、飯塚被告が逮捕されなかったのは「上級国民」だからという書き込みをはじめとする罵詈雑言がネット上にあふれた。また、「家族も同罪」「家族も死刑」といった家族へのバッシングも加熱した。