世界的にBTSに次いで成功していると言われる、KPOPの人気ガールズグループのBLACKPINK。10月2日に配信された新曲「Love Sick Girls」のMVは配信からわずか75時間で再生回数1億回を突破、同日に発表されたニューアルバム「THE ALBUM」はグローバルチャートでも上位にランクインし、世界的に大きな注目を集めている。

今年6月、アメリカの人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』にもリモート出演〔PHOT〕Getty Images

そんななか、「Love Sick Girls」のMVのあるシーンが物議を醸していた。それは、歌詞にある「No doctor could help when I’m lovesick(意訳:恋の病を治せる医者なんていない)」に合わせ、メンバーのジェニーが一人二役で看護師と患者に扮する場面。

問題のシーン。現在はカットされている/「Love Sick Girls」のMVより

ハートマークの描かれたナースキャップに、タイトなスカート、赤いハイヒールサンダル、というスタイルのジェニーのナース服姿について、「従来の典型的な性的コードをそのまま踏襲した服装と演出である」と韓国の全国保健医療産業労働組合が5日、批判の声明を発表したのだ。

声明では、看護師が医療に従事する専門的な職業であるにもかかわらず、大衆文化により性的なイメージに歪曲されその地位を貶められており、こうしたイメージが繰り返されることで、すでに高い比率で起きている看護師の性暴力被害が助長される、といった内容も綴られていた。

これに対し、BLACKPINKの事務所であるYG エンターテインメントは6日、「MVもひとつの独立した芸術ジャンルとして見てほしい」「音楽以上の意図を表現したものではない」と弁明していたが、批判が収まらず、7日にMVから該当のシーンをカットすることを発表。現在YouTubeに配信されているMVではすでにそのシーンはカットされている。