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コロナ直撃の銀行業界、じつはここから「大復活」しそうなワケ

株価の見直しが始まる

一国のGDP並みの増加

10月9日の引け後に2020年上期の銀行預金・貸出動向が全国銀行協会から発表された。預金・貸出金ともに大幅な増加ペースを維持した。特に預金は、前年同期比9.4%増と、過去最高レベルを維持した。

 

金額で見ると、増加幅は70兆円と、例えばスイスの名目GDPにも相当する。新型コロナであらゆる指標が非連続に増減することに慣れた目にも驚異的である。貸出も、伸び率はやや鈍化したが、前年同期比6.1%と高水準を維持した。

リーマンショック後にも貸出金は増加した。今回同様、中小企業に対する「金融円滑化法」などの支援融資が行われたためである。

しかし、今回の経営環境は、過去に比べても銀行にとってメリットが大きい。理由は次ページの通りである。