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誘拐大国・中国、さらわれた子どもを捜すIT企業の技術がスゴすぎる…!

事件発生から半日で解決したケースも

誘拐大国・中国のリアル

「日本の小学生って、子どもたちだけで登下校するじゃないですか。あれを見ると、日本はすごい国だな、やはり先進国だなと驚かされますね」

ある在日中国人の友人と雑談していた時のこと、感銘を受けた日本の光景としてあげられたのが子どもたちだけの登下校だった。ちなみに彼女だけではなく、複数の中国人から同じ感想を告げられたことがある。個人的な感想というわけではなく、中国人ならばほとんどの人が同じ反応を示すだろう。「コンビニやスーパー、工事現場で高齢者が働いていること」と並んで、日本で驚く光景のツートップらしい。

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「なにを大袈裟な」と思う方も多いだろうが、中国の小学校を見ると、疑問は氷解するだろう。子どもは必ず両親か祖父母が送り迎えしている。高齢者が多いのは、法律で決められた中国の定年年齢が男性は60歳、女性は50歳と若く、子育ては祖父母の仕事になっているケースが多いためだ。両親と同居していないと、一気に子育ての負担が重くなってしまう。

新型コロナウイルスの流行でリモートワークが導入された時にも、祖父母と同居していない家庭からは悲鳴があがったのだとか。それはさておき、中国の小学校の登下校を見ると、日本の常識とはまったく違うことがわかる。自宅から小学校までの短い距離であっても、子どもを1人で歩かせては危ない、誘拐されるのではないかという強烈な不安がそこにはある。

なぜ中国ではこれほど誘拐・人身売買事件が多いのだろうか。行方不明となった子どもの情報を登録、公開できるウェブサイト「家尋宝貝」(子どもを探して)に登録された失踪児童の情報を見ると、誘拐される男子のボリュームゾーンは3~5歳だという。物心が付くか付かないかの年齢から育てれば、本当の親子のような関係になれる。

児童誘拐・人身販売をなりわいとする「人販子」たちはこの年代の子どもを狙って、後継ぎが欲しい人間に高値で売っているのだという。価格は10万元(約155万円)程度が相場だという。