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「3000人正社員雇用」を決めたのに、ヤクルトの株価が下がった理由

今週の「AI株価予報」で読む

突然の株安はなぜ起きた?

日経平均株価がじわじわと高値基調にあるなかで、10月7日、ヤクルト本社(2267)に異変が起こった。一時8%安へ「急落」したのである。

その理由を、アナリストは次のように解説する。

「提携を結んでいたフランス食品大手のダノンが、ヤクルト本社の保有株式の残り6.6%をすべて売却すると発表したためです。ダノンは2018年に株式の大半を売却していながら、今回の売却を決定するまで筆頭株主でした」

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ダノンといえば、「エビアン」「ボルヴィック」などの飲料水ブランドに加え、子供向けの「プチダノン」、ダイエット食として注目を集める「オイコス」など、日本のスーパーマーケットでもおなじみのラインナップを持つ企業。

ヤクルトとは競合にあたるわけだが、今後とも両社の提携関係は維持していく見込みだという。

全世界の売上高250億ユーロ(3兆円)規模のダノンと、連結4000億円前後のヤクルト。ヤクルトも大企業とはいえ、ダノンはあまりに「巨人」すぎる。

「そもそもダノンがヤクルトと事業提携契約を結んだ理由のひとつは、『乳酸菌 シロタ株』の技術を手に入れることにありました。一方で、ヤクルトは海外進出に伸び悩んでいて、主にインドなどで乳酸菌飲料を進出させようとするため、ダノンの力を借りようとしたのです」(前出・アナリスト)